介護脱毛(VIO)に必要な回数を解説!

「将来、自分が介護される立場を考えて」
「親の介護を経験して排泄の処理が大変だった」
など、さまざまな介護問題から、介護脱毛(VIO脱毛)を行うまたは検討する40〜50代の方は増えています。
デリケートゾーンを処理することで、ムレやかぶれを防ぎ介護する側の負担も軽減できるため、早い年齢のうちに介護脱毛をすることは、老後に備えるエチケットといえるでしょう。
しかし、「介護脱毛にかかる回数は何回?」「どのくらいの期間通えばいいんだろう」と気になる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は「介護脱毛に必要な回数(期間)」や「介護脱毛の種類」をお伝えします。
さらに、VIOの部位ごとに具体的な回数についても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
目次
介護脱毛の施術回数は「サロン」と「クリニック」によって違う
介護脱毛とは、「将来を見据えて介護を衛生的に受けられるように、あらかじめアンダーヘアの脱毛をしておくこと」をいいます。
脱毛する主な部位は次のとおりです。
- Vライン(ビキニライン)
- 正面から見える三角形のデリケートゾーンのこと
- Iライン
- Vラインの下にある女性器まわりのこと
- Oライン
- 肛門まわりのこと
介護脱毛には、クリニックで行う「医療レーザー脱毛(医療脱毛)」と、脱毛サロンやエステサロンで行う「光脱毛(フラッシュ脱毛)」の2種類あります。
医療レーザー脱毛と光脱毛(フラッシュ脱毛)は、使用する脱毛機器がそれぞれ異なるため、脱毛完了までにかかる回数も違います。
「医療レーザー脱毛」の特徴は次のとおりです。
- – 照射パワーの強い「レーザー脱毛」を使用
- – 看護師または医師が施術する
「光脱毛(フラッシュ脱毛)」の特徴は次のとおりです。
- – 照射パワーの弱い光脱毛(フラッシュ脱毛)を使用
- – エステティシャンが施術する
医療レーザー脱毛は照射パワーが強く、毛を生やす毛根組織を破壊します。医療行為にあたるため、医師や看護師のいる皮膚科や美容外科などのクリニックでしか行えません。
一方、光脱毛(フラッシュ脱毛)は、毛根組織にダメージを与えて毛の再生を抑えていきます。
施術は、脱毛技術や知識を習得したエステティシャンが行います。
具体的な回数には個人差がある
脱毛完了までの回数は、「毛の太さ、量、密度」や「残したい部位や毛量」などによっても変わります。
Vラインもすべてなくしてしまうと、温泉などの入浴施設で他人に裸を見られたときに恥ずかしい、と感じる方も少なくありません。
「VIOの毛を、すべてツルツルになるまで脱毛するのか」
「Vラインは残して、IラインやOラインだけ脱毛するのか」
「全体的にうっすら残る程度に脱毛したいのか」
など、さまざまな要因があるため、脱毛完了までの回数には個人によって差があります。
介護脱毛「サロン」と「クリニック」の施術回数を比較
医療レーザー脱毛と光脱毛(フラッシュ脱毛)の、脱毛完了までの一般的な平均回数と期間を紹介します。あくまでも一般的な回数と期間のため、個人差が大きいことを理解しておきましょう。
なお、医療レーザー脱毛と光脱毛(フラッシュ脱毛)のどちらも、一度施術してから次の施術まで1ヶ月以上あけるのが基本です。
また、毛量が少ない場合は、今回紹介する回数より少なく済むこともあります。
反対に、毛量が多い場合は、2〜3回ほど多めにかかることを想定しておくといいでしょう。
クリニック|医療レーザー脱毛の場合
クリニックで行う医療レーザー脱毛の回数は次のとおりです。
- 毛を自然に残す場合
- 回数:およそ4回〜6回
期間:およそ1年 - ほとんど目立たない、または無毛の場合
- 回数:およそ6回〜10回
期間:およそ1年半〜2年
具体的な部位ごとの平均回数は以下のとおりです。
- Vライン
- およそ5〜6回
- Iライン・Oライン
- およそ8〜10回
医療レーザー脱毛で、VIOの毛をほぼ目立たない状態にしたい場合は、およそ8~15回(1年半~2年強)ほど必要と考えておきましょう。
使用する脱毛機器の出力パワーが強いため、一回の施術で得られる脱毛効果も高めです。したがって、少ない回数と短い期間で済みます。
ただし、出力パワーが強い分、肌への負担も高く、費用も高めとなります。
サロン|光脱毛(フラッシュ脱毛)の場合
脱毛サロンやエステサロンで行う光脱毛(フラッシュ脱毛)の回数は次のとおりです
- 毛を自然に残す場合
- 回数:およそ10回〜12回
期間:およそ1年半〜2年 - ほとんど目立たない、または無毛の場合
- 回数:およそ15回〜18回以上
期間:およそ2年半〜3年
具体的な部位ごとの平均回数は以下のとおりです。
- Vライン
- およそ12〜18回
- Iライン・Oライン
- およそ10〜18回
光脱毛(フラッシュ脱毛)で、VIOの毛をほとんど目立たないようにしたい場合は、およそ12〜18回(2年〜3年)ほど必要です。
また、使用する脱毛機器はいくつか種類があり、機械によって出力パワーが違います。
クリニックで行う医療レーザー脱毛と比べると出力パワーは弱めで、一回の施術で得られる効果も低めです。
そのため、肌への刺激や負担が少なく済み、費用も低いためエステ感覚で通えます。
介護脱毛は毛周期に合わせて通うのがポイント
VIO脱毛を受けるなら「毛周期」と呼ばれる毛の成長サイクルを理解しておきましょう。
この毛周期を考慮せずに施術を受けると、時間と労力をかけて脱毛しても、十分な効果が得られない可能性もあります。
毛周期とは?
毛の成長サイクルは、次の4段階にわけられます。
- 「成長初期」
皮膚のなかで成長が始まる時期 - 「成長期」
成長した毛が皮膚の表面に現れる時期 - 「退行期」
毛の成長が止まり抜けやすい時期 - 「休止期」
毛が抜け落ちて次の成長を待っている時期
このように、4つのサイクルを繰り返し成長しています。
このなかで効果的に脱毛できるのは、毛が成長している段階の「成長期」です。
逆に、毛穴から毛が抜け落ちてしまう「休止期」は、脱毛に適していません。
効率的に脱毛するためには、毛周期に合わせてスケジュールを組み、適切な施術を行うことがポイントです。
さらに、VIOのヘアーは他の部位と比べて毛の生え変わる期間が長めです。
脱毛を早く終わらせたいからといって、短い期間に詰めて何度も通えばいいわけではありません。
毛周期に合わせて1〜2年間施術を受けたほうがより効果的で、時間・労力・経済的にもかしこく脱毛できます。
また、生理中は肌が敏感になっているため、脱毛をお休みすることも大切です。
脱毛を始めるには毛周期の他にも、都合やスケジュールに合わせて通いやすいか?といったところもポイントとなります。
介護脱毛で痛みや料金の負担を減らすならサロンがおすすめ!
介護脱毛を始めるときは「自分がどのように脱毛を受けたいのか」によって、医療レーザー脱毛か光脱毛(フラッシュ脱毛)かを選びましょう。
医療レーザー脱毛は、脱毛完了までの期間は短くできますが、脱毛効果が高いため強い痛みをともないます。
全身のなかでもVIOの脱毛は、皮膚が薄く太い毛が多いため痛みを感じやすいもの。
とくにIラインは黒ずんでいることも多いため強い痛みを感じる箇所です。
痛みの感じ方には個人差がありますが、照射時の痛みに耐えきれず、脱毛完了の途中で諦める方もいます。
一方、光脱毛(フラッシュ脱毛)は、脱毛器の照射パワーは弱めのため脱毛完了までの回数は多めです。
しかし、その分肌への負担が低く、痛みなどの刺激が苦手な方でもVIO脱毛できます。
痛みを和らげながら脱毛できる工夫をしているサロンも多いため、20代の頃と比べて敏感肌になってきた30代・40代・50代の女性の方におすすめです。
また、お得なキャンペーンを打ち出しているところも多いため、長期でも通いやすいといったメリットもあります。
- 「なるべく痛くない脱毛をしたい」
- 「料金を重視したい」
- 「将来を見据えて、気長に介護脱毛していきたい」
このような方は、脱毛サロンやエステサロンでの介護脱毛を検討されるといいでしょう。
まとめ
介護脱毛はクリニックで行う「医療レーザー脱毛」とサロンで行う「光脱毛(フラッシュ脱毛)」の2種類にわけられます。
どちらで脱毛するかによって必要な回数や期間は異なります。
また、毛量・毛の太さ・どのくらいまで脱毛するのかでも個人差があることを理解しておきましょう。
効果的にVIO脱毛を行うためには、毛周期に合わせて通うことがポイントとなります。
「痛くてもなるべく短期間で脱毛を終わらせたい」という場合は、医療レーザー脱毛がおすすめ。
「なるべく痛みを減らして、気長に介護脱毛したい」という場合は、脱毛サロンやエステサロンでの光脱毛(フラッシュ脱毛)がおすすめです。
今回紹介した内容を参考にして、自分に合った脱毛方法を選びましょう。